ネタバレありの映画鑑賞記録です。ネタバレの嫌いな方はご注意下さい。
映画が中心ですが、一部演劇、ミュージカルもあります。

寝ずの番
■原作   中島らも
■監督   マキノ雅彦
■製作   鈴木光
■脚本   大森寿美男
■キャスト 中井貴一、木村佳乃、長門裕之、富司純子、笹野高史、岸部一徳、木下ほうか、田中章、土屋久美子、真由子、石田太郎、蛭子能収、桂三枝、笑福亭鶴瓶、浅丘ルリ子、米倉涼子、中村勘三郎[18代目]、高岡早紀、堺正章
■上映時間 110分


  公式HP:寝ずの番(音がでます)



今日は朝から眠かった。
午前中の打ち合わせは眠気との戦いだった。
午後は少し持ち直したけど、夕方からまた眠気がぶり返してきた。。。(^_^;


今日は、銀座で「寝ずの番」を見てきた。

俳優の津川雅彦がマキノ雅彦の名で初の監督作品という事で見に行こうと思っていたのだけど、家の近所のシネコンでの上映はもう終わっている。
ネットで調べたら、銀座のシネスィッチで今日まで上映しているらしいので、行ってみた。
シネスィッチって、他の劇場と違って、金曜日がレディースデイなのね。
で、レディースデイの料金も、1000円ではなく、900円。
今日観に行くことにして、ちょっとお得だったかも(笑)


#ストーリー

上方落語の重鎮の噺家の笑満亭橋鶴(長門裕之)が病院で臨終の時を迎えていた。
師匠を見守る弟子たちがなんとか師匠のいまわの願いを叶えようと、一番弟子が聞く「師匠、何か心残りはありませんか?」
耳を近づけ聞き取ったのは「そ○が見たい」との言葉。
一同驚きつつも師匠の願いを叶えようと、一番弟子の橋次(笹野高史)がおとうと弟子の橋太(中井貴一)に嫁・茂子(木村佳乃)を説得するように言う。
夫の説得に応じた茂子は師匠をまたぎ、そそを見せた。
病人にも関わらず興奮した目で見入っていた師匠は「わしはそとが見たいと言うたんや……」と言った。
そしてご臨終。
通夜には師匠ゆかりの人々が集まり、想い出話は尽きることがないのだった。



日本映画界を築いたマキノ省三を祖父にもち、マキノ雅弘を叔父に持つ津川雅彦って、日本の映画界ではサラブレッドなのね。。。
ついでに言えば、沢村貞子さんも叔母さんだものね。
マキノといえば、安室奈美恵やSPEED、MAXが出た沖縄アクターズスクールもマキノ家の誰かが校長だったね。

で、この「寝ずの番」という映画は、原作は中島らもの同名短編3部作を上方落語の噺家の通夜の席で縁のある人たちの人間模様を描いた喜劇作品。
監督のマキノ雅彦が、映画のプロデュースの為に色々な番組に出ていたのを見ていたから、この映画が放送コードに引っかかる言葉を多用しているのは知っていた。
でも、此処まで乱発とはねぇ。。。(^_^;
だって、この映画は文部科学省関連の事業として認められているのよ。
それなのにR-15。
仕方ないけど、ならなんで文部省関連事業???(笑)


主演の橋太に中井貴一、橋太の妻茂子に木村佳乃、師匠の橋鶴に長門裕之、その妻志津子が富司純子。
橋太の兄弟子で師匠の一番弟子の橋次に笹野高史、師匠の長男橋弥が岸部一徳、師匠と志津子を取り合った恋敵の社長に堺正章。
他に、セリフもないちょい役に中村勘三郎(18代)、浅丘ルリ子、桂三枝、鶴瓶、米倉涼子。
セリフがあるちょい役に高岡早紀も。
そして、題字が緒方拳と隅々まで豪華キャスト。

最初から最後までオヤジギャグ的下ネタ満載だったけど、なんていうのかなぁ。。。マキノ雅彦の育ちの良さなのかなぁ。。。
題材にお葬式というかお通夜が使われているけど、嫌らしさのない乾いた感じの下ネタで、バカバカしさと共に粋を感じる楽しい2時間だった。


さて、以下ネタバレあり。

中井貴一はなんとなく生真面目な感じがあるけど、実はコメディ向きなのね。
この映画では、DCカードのCMに通じるというか、それ以上の可笑しさだった。
真面目な顔をして堺正章との歌合戦する姿はイケたよ(笑)
五分刈り頭で地肌が見えるのが、もしかして“薄い?”と気にはなったけどね(^_^;

木村佳乃は、下着を脱ぐシーンで実際に履いていたものを脱いだと話題になっていたけど。。。
その後の吹っ切れた表情がいい感じだったわ。
映画全編を通して、一番イイ顔をしていたんじゃないかな。
気に入らない事があるとものを投げるので、「ウチはポルターガイスト」と橋次が言うのは面白かった。
私も色々投げるから、そのセリフ、ウチでも使おうかしら?(笑)

橋次役の笹野高史の「そ○」(女性器の関西風?な表現)と「外」を聞き違えたボケ具合は面白かったね。
って、聞き間違えた瞬間は寝ていらしく、記憶にないのだけど。。。(^^ゞ
でも、上方落語の重鎮だった師匠より橋次のお通夜が華やかだったのはなぜ?
テレビにより出ていたって事?
ここに、豪華なちょい役のオンパレード。
セリフのない人達は、お通夜の弔問客。
鶴瓶は何か言っていたけど、あの人の言葉は良くわからないからねぇ。。。(笑)
それにしても、飲み屋で拾った色っぽい高岡早紀とのカラミの自慢話をしている最中に死んじゃうなんて、ご本人は幸せだったのでは?(笑)。

夫が「そ○」を見たいと言った時、志津子役富司純子の膨れっ面が可愛かった。
60もとおに過ぎたお姉さまを可愛いというのは失礼かもしれないけど。。。
娘の寺島しのぶより、この人の方がずっと可愛いものね。
天性の可愛さなのかもしれないね。
彼女が歌っていた、「トタン屋根」を「かわらない」として、あなたへの愛情は変わらないよという都都逸はある程度の教養が必要ね。
ジャリンコ君達じゃ判らない言葉のお遊びだよね。

その都都逸を歌って、弟子の橋太に「そんな歌を歌うんですか?」と聞かれたシーンでは、私は「そんな歌」の意味が判らなかったのだけど、芸者上がりのこのお姉さんって本当は艶歌が得意だったのね(笑)
彼女のお通夜では艶歌の歌合戦。
これはこれで面白かったけど、ちょっと冗長で飽きた。
眠気に勝てなかったもの。。。

というのも、歌合戦が終わって(?)汽車ぽっぽ(当然艶歌に替え歌)を歌っている最中に(死んだはずの)師匠が出てきたらしいのだけど、見ていないのよ。。。(^_^;)
師匠といえば、「死人のカンカン踊り」だよね。
死んだのに起こされて、最初はされるがまま(死人だから当たり前)だったけど、途中で目を開けたり、自分で足踏みしたり(^^)
長門裕之ってエロ爺さんの役が多いけど、いい役者さんだよね。
そういえば、彼氏は、長門裕之と津川雅彦が兄弟って知らなかったらしい。
芸風は違う感じだけど、よく見ると顔は似てるのにね(笑)


下ネタ満載なのに、何故か笑えてしまう。
最近の芸人(?)の独りよがりのお笑いは何となく好きになれないのだけど、この映画の大らか下ネタには気持ちよく笑えた。
そして、見終わった後に、なんとなく暖かい気持ちになれる不思議な映画だった。
なんていうのかなぁ。。。
これって、全編に流れる“愛”なんだろうね。。。
監督の、出演者や死にゆく人への“愛”が感じられる映画だった。
(おそうと)弟子の師匠や兄弟子に対する愛情溢れる悪口にちょっと涙がでて、それでも軽やかな気持ちになれる映画だった。
冗長で飽きもあったけど、後味が良い映画と言うのかな。


でもね。。。
この映画、テレビで放送されることはないよね。。。
放送コードに引っかかる言葉ばっかりだもの。。。
そういう意味では、映画館で見る映画だよね(笑)


 寝ずの番@映画生活



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    ナショナル・トレジャー
    今日は1日で映画の日(笑)
    来週からの仕事が始まると当分は映画は観に行けないだろうから、今週はちょっと精力的(笑)
    今日は2本観たのだけど、最初の1本はナショナル・トレジャー

    1832年、合衆国独立宣言書に署名した最後の生存者で、死を目前としたあるチャールズ・キャロルが、トーマス・ゲイツの操る馬車でホワイト・ハウスに到着した。
    キャロルは大統領に面会を求めるが、会えず。
    彼はトーマスに、かつてのテンプル騎士団の秘宝がその子孫といわれるフリーメイソン達によって保護され、隠された場所に関する「秘密はシャーロットと共に眠る」と言う謎の言葉を残して、死んでしまう。

    キャロルの死後、秘宝の謎はトーマス・ゲイツの子孫に引き継がれた。
    時は流れ、歴史学者で冒険家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、彼は何世代にも渡るゲイツ家の夢を継ぎ、伝説の秘宝を追っていた。
    コンピューターに精通したライリー・プール(ジャスティン・バーサ)を相棒に、ベンはついに「シャーロット」の謎を解くとことに成功。
    それは、1779年にメイン州の港を出港したきり消息を絶った”シャーロット号”のことだった。

    ひとつのヒントが、また次の手掛かりのヒントへとベンたちを導いていく。
    同じく秘法を狙う盗賊と競争し、またアメリカ合衆“国のお宝”を盗んだ罪でFBIに追われる緊迫感。
    「数々の障害をかわしながら、ベン・ゲイツは一歩ずつ、歴史すら揺るがす衝撃の真実へと近づいていた・・・。」(公式HPより)
    何だけどね。。。
    まぁ、良くも悪くもディズニー映画だね。


    以下、ネタばれあり。

    ヒーローの名前がビル・ゲイツを連想させるけど、そこはご愛嬌?(笑)
    お宝探し映画といえば、「インディ・ジョーンズ」。
    インディ・ジョーンズに冒険だけでは足りないとばかりに、謎解きのを少しだけ加えたのかしら?
    でも、ねぇ。。。

    はっきり言って、謎解き部分はあっさりし過ぎ。
    先日の日テレの「モナ・リザの謎」と同じぐらいのがっかり度というか、あっさり度(苦笑)
    だって、暗号(コード)を手に入れた瞬間、ものの10秒程度で謎が解けてしまう。
    こちらが考える暇も無い。
    ちょっとは、“謎解き”させてよ〜って感じ(笑)

    盗賊とFBIに追われながら、謎解きの為にいくつかのアメリカの歴史的建造物を巡る。
    旅行の情報番組が好きな私としては、かなり嬉しい画面だけど、映画として面白みに欠ける。
    だって、単なる“名所紹介”なんだもの。。。
    これなら、お金を払わなくても、テレビで見られるわ(笑)
    まぁ、確かに、リバティ・ベルはテレビでもなかなか観られないと思うけど。。。

    それに、大金が必要な“冒険家”だとしても、それなりの大人が、セレブが集うパーティーに出る(潜入する)のに、30ドル少々のお金しかもって出ない?
    たった、35ドルの土産物を買うのに、カードを使うなんて。。。
    パーティーへの出席目的は“盗み”なのだから土産物なんて買うつもりは無かったかもしれないけど、“盗み”のカモフラージュの為に何処でどんなお金がかかるのか解らないのに、3000円少々の所持金じゃ不安でしょう(笑)
    で、カードを使った結果、足が付く。
    おマヌケだよね。。。(笑)
    結果、それまで“ライバル”は盗賊だけだったのに、FBIまで敵に回しちゃって。。。(笑)
    ストーリー上必要だとしても、あまりに“おマヌケ”度合いが強いと、笑いどころか、白けてしまうよね。

    アメリカや既に封切られた国での興行成績はいいらしい。
    と言うのも、ニコラス・ケイジと「アルマゲドン」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマーのコンビだからの“期待”だよね。
    でもなぁ。。。
    期待が大きいと、裏切られた時の怒りも大きかったり。。。
    って、それ程でもないけどね(笑)
    でも、ホント、期待して行ったから、なんか肩透かし。
    それなりには楽しめたけど、それなりなのよね。
    これが、インディ・ジョーンズの様に、ヒーロー役がハンサムなアクションスターなら、単純に楽しめたかも。
    ニコラス・ケイジだと、ちょっと地味。
    アクション物であっても、何となく“演技”を期待しちゃうのよ。。。

    ベンと一緒に秘法を探すヒロイン、アビゲイルに「トロイ」のヘレン王女役だったダイアン・クルーガー。
    彼女は美人でスタイルもよく、見栄えがいい。
    途中で、「私、太っている?」というセリフがあるのあるのだけど、私にはちょっとイヤミ?(笑)
    コンピュータ技術者のライリー役のジャスティン・バーサは、殆ど新人だとか。
    ちょっと好みかも♪
    敵役と言うのか、盗賊で最初はベンのスポンサーだったイアンに「ロード・オブ・ザ・リング」のボロミアだったショーン・ビーン。
    FBI捜査官は「レッド・ドラゴン」のハーヴェイ・カイテル。
    ベンのお父さんはアンジェリーナ・ジョリーのお父さんのジョン・ボイト。
    いい俳優をそろえているのになぁ。。。


    タイトルのナショナル・トレジャーは、秘法?
    なんとなく、秘法の手掛かりになる合衆国独立宣言書が“ナショナル・トレジャー”で、そこに隠された謎という意味なんじゃないかなぁ。。。
    お宝そのものは、盗まれ、奪われた歴史を持つ“人類”の宝だから。

    それしにても。。。
    FIBの捜査官があっさりと秘法の存在を信じたのは、彼自身がフリーメイソンのメンバーだったというオチだったとしてもね。。。
    教会の地下でのイアンの騙され具合と、ベンが“お宝”を見つける過程、そしてベンの“お宝”に対する執着の無さが“肩透かし”の種よね(笑)
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