ネタバレありの映画鑑賞記録です。ネタバレの嫌いな方はご注意下さい。
映画が中心ですが、一部演劇、ミュージカルもあります。

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ダ・ヴィンチ・コード
ダヴィンチコード

■原作   ダン・ブラウン
■監督   ロン・ハワード
■製作総指揮トッド・ハロウェル 、ダン・ブラウン
■脚本   アキヴァ・ゴールズマン
■キャスト ム・ハンクス 、オドレイ・トトゥ 、イアン・マッケラン 、アルフレッド・モリナ 、ジャン・レノ 、ポール・ベタニ
■上映時間 150分


  公式HP

会社の同僚ちゃんの話では原作を読んでから行った方がイイとの事だった。
なんでも、難しくて、事前にある程度の知識ないと楽しめないとか。
でも、私は原作を読んでいない。
つい最近4冊も本を買い込んだばかりで原作読んでから行くとしたらいつになるか分からないなぁと思って、原作を読んでいないものの行ってきたわ(^^)
で、行った感想としては、原作を読まなくても楽しめるよ。
yahooのレビューを読むと、原作を読んだ人は寧ろ楽しめなかったよう。
読まずに行ったのは正解だったかな(笑)

同僚チャンが言っていたのは、キリスト教会が“隠したい”事柄について、ベース(歴史的な背景 etc)の知識がないと理解しにくいだろうという事だった。
でも、テンプル十字軍やシモン修道会や、「イエスとマグダラのマリアの子供がメロヴィング朝の始祖だった」なんて話は周知の事以上の話は出なかったし、ダビンチが「最後の晩餐」に“隠したコード”は、去年から何度もテレビの特集で観ていたからね。
でも、これらの事を知らなくても劇中で説明してくれるから大丈夫。
不安だったら、吹替え版がいいかもしれないけど。。。



#ストーリー

ルーヴル美術館長のソニエール(ジャン=ピエール・マリエール )が殺された。
遺体の周りには不可解な暗号が残されていた。
その暗号の中には、講演会のためパリを訪れていて、その日ソニエールが会うことになっていたハーヴァード大学のラングドン(トム・ハンクス)教授の名前が含また。
ラングドンはフランス司法警察のファーシュ警部(ジャン・レノ)に現場に呼び出されるのだった。
そこにソニエールの孫娘で、暗号解読者のソフィー(オドレイ・トトゥ)が現れる。
ソフィーは、現場の写真を見て、ソニエールが自分に暗号を残したことに気付く。
ソフィーはラングドンに協力を仰ぎ、ソニエール殺しの容疑者として追われながら、暗号の謎解きにとりかかる。
しかし、その謎はキリスト教の教義を覆す可能性があるため、2人は教会関係者からも追われることになる。。。




ハリウッド映画だから、「どんな困難に遭っても、2人は無事に謎を解く事が出来ました♪」となる訳だけど、謎を解くまでがスリリングで、あっという間の150分だった。
レイトショーだったから1200円だったけど、充分元は取れた感じよ(笑)

何より、パリとロンドンの観光地が盛りだくさんで、観光情報としても一見の価値はあるわ(笑)
個人的には、パリは3年前に行って未だ記憶に新しいから、ルーブル美術館の絵画やニケも勿論だけど、サン・シュピルス教会やノートルダム寺院、“ラングドン教授が泊まっているのはリッツホテルね〜”なんて、自分が行った場所が出てきて楽しさイッパイ。
ロンドンは昭和63年に行ったからもう18年も前の記憶だけど、“この通りはバスで通ったわ〜”なんて思い、ウエストミンスター寺院ではシェークスピアのお墓は見たのにニュートンのお墓を見なかったをちょっぴり後悔したり(笑)
ストーリー以外でも、なかなか楽しめる映画だったわ(^^)


さて恒例により(笑)、以下ネタバレあり。
と言っても、原作が嘗て類の無いほどのベストセラーなのだから、多くの人が知っているよね(笑)

トム・ハンクスはどんどんいい役者になるような気がする。
ラングドン役は、トム・ハンクスにしては珍しい感じだけど、良かったよ。
しかし、ラングドンの記憶力って凄い。
数秒見ただけで、文字列を覚えられるのだものね。
文章を覚えて、それを空で分解してアナグラムを解いてしまうのだもの。。。
私なんて、紙に書いても、数秒では解を出す事はムリだわ(^^ゞ
でも、閉所恐怖症になった経緯や、そもそも彼が閉所恐怖症だというのは、話の展開上必要だったのかなぁ。。。?
最後にソフィーに説教(?)する為にだけ必要なのだったら、カットしちゃっても良かったように思うな。


ソフィー役のオドレイ・トトは気品があって良かった。
ソニエールにプリンセスと呼ばれて育ったと言われても違和感が無かった。
でも、アメリカの暗号捜査官として登場した割りには、暗号解読はラングドン任せだったのは何故?(笑)
って、暗号捜査官と言うのは単にソニエールの遺体とラングドンに近づく為の方便だったのだけど、登場シーンでファーシュ警部を欺いてラングドンに秘密の連絡をするシーンでは“本当にCIAなのねん”って感じたわ(笑)

ただ、“女性”がキーワードになっているのに、女性はソフィー1人しか出ない事と、謎解きの為に赴いた場所で一瞬でそこが謎解きに関係ないと判る事で、この映画に於ける彼女の役割が“単なるお姫様”じゃないって解っちゃうのが残念だったね。
明かすのがちょっと早すぎた感じよ(笑)


ジャン・レノが脇役だったのにはちょっとビックリ。
贅沢な映画ね(^^)

役どころは、信じるものに忠実な正義感溢れる刑事さんだけど、途中から感情的になりすぎるのがなんか興ざめだったわ。
ファーシュは信仰の為にラングドンを捕らえなければならない事を(自分は)“神に従っている”と本気で思っていたのだから、ラングドンをなかなか捕らえられない焦りがあったのだろうけどね。。。
それにしてもね。。。
管制官を怪我させた事を咎めた部下の警部補君が、ファーシュの信念に簡単に同調するのは“信仰”が生活に新党している証左なのかねぇ。。。?

それにしても(×2)、自分が邪悪な組織から騙されて“駒”として使われただけと解った瞬間のファーシュの変わり身の早さ(!)
それまでラングドンを追いかけていた事なんて忘れて、そこにラングドンが居るのに一瞥もせずに“犯人”逮捕。
一瞬にして“刑事”に“目覚めた”のね(笑)


シラス役のポール・ベタニは恐かった。
ファイアーウォールの時の冷酷な銀行強盗役も恐かったけど、シラスはストイックな凄みがあった。
端正な顔立ちだからクールな役が多いのかもしれないけど、コミカルな役も見てみたい。


私的には、リー・ティービング(イアン・マッケラン)教授が、なんだか素っ頓狂な感じがした。
“素っ頓狂”というのは、イアン・マッケランの演技ではなくて、ティービング教授の存在そのもの。

オックスフォードの元教授で、とんでもないお金持ちで、「ああ、あそこ?」と言われるような有名なフランスのお城に住んでいるのに、敬称はイギリス風の“サー”。
これだけでも充分漫画っぽい素っ頓狂さなのだけど、彼の可笑しさはこれだけではない。

彼は本当は何をしたかったのだろう?
シモン修道会が守ってきた秘密を知りたかったとしても、それを知る前に「その秘密がばれればキリスト教が根底から覆る」と思っていたようだ。
これってヘンだよね。
かといって、キリスト教を邪教として排除するつもりもなさそうだし、利益相反のハズの会派の“導師”になっていたりする。
この人の存在は、なんだかなぁ。。。
って、映画だけの設定ではなく、原作で設定されているキャラなんだろうけどね。。。


私が観た映画館では、エンドロールの後に出る“コード”を見て応募するプレゼントがあった。
それで最後まで観てたのだけど、エンドロールに「この映画はフィクションであり実在する〜」というテレビドラマでよく見る記載があった。
これまで多くのフィクション映画を観たけど、こんなの初めて。
「神学的な解釈で問題がある」キリスト教会が言っているからの配慮なんだろうね。
でもね、何だかなぁ。。。
正式な学説でもない娯楽映画を観て、“これが真実だ”なんて思う人ってどの位いるのだろうね。
あぁ。。。ネオなクリスチャンのアメリカ大統領のブッシュ君は、学校の“生物”の授業で「“人”は神が造り、その起源はアダムとイブ」だと教えようとしているんだっけ。。。

でもさぁ。。。
キリスト教の“聖母マリアは処女受胎した”という1点をとっても、聖書だってフィクションでしょう?
(信者じゃない人間には、淫姦を戒めるキリスト教が“私生児”をあがめるのは何故?と思う人もいるらしいよ)
だったら、イエスが人間だった時に結婚していた話はそんなに目くじらを立てる事なのかしらね?
最近のマグダラのマリアの解説に、映画パッションで最後まで聖母マリアと一緒にいた“マリア”と言っているけど、あの映画における“2人のマリア”はまさしく嫁姑だった。
2人のマリアが嫁姑って事は、イエスが結婚していたという事だよね。
キリスト教会ではパッションを引き合いに出す“解説”はOKなの?

映画のエピローグでラングドンがソフィーに言った、「何を信じるか」でしょ。
クリスチャンがイエスをキリスト(救世主)であると信じているのであれば、それでいいのでは?
ダレがどんな“妄想”をしたところで鷹揚に構えていればいいと思うのだけどね。
騒ぐから返って見苦しくなるだけだと思うけどな。。。



ご参考
 ダ・ヴィンチ・コード 公式ファンサイト
 ダ・ヴィンチ・コード@映画生活
 ダ・ヴィンチ・コード:eikokutabi.com




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