ネタバレありの映画鑑賞記録です。ネタバレの嫌いな方はご注意下さい。
映画が中心ですが、一部演劇、ミュージカルもあります。

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チベットの女
「チベットの女」
チベットに住むイシという女性が、僧侶との初恋、荘園の若旦那(雇い主)との恋とならず者だった夫との50年の愛の物語。
“愛”の形は、初恋、寵愛、略奪愛と言うことで、どんな描写がされるのかちょっと興味があった。

ストーリーは、死を目前とした病気の夫と、恋愛に傷ついた孫娘に自分の過去を回想するというスタイルで展開する。
だから、現在と50年前が行き来する感じ(笑)

イシは、自分が恋した男性を3人とも生涯愛し続けた。
そして、3人からも充分愛されていた。
それは、羨ましく思う。
自分を振り返って見ると、好きになった男性は3人では足りないし(笑)、
また、それらの男性たちから今も愛されているかといえば、答えはNoであろう。
付き合っていた頃は、大事にされていたと思うが、
例えば、私が死ぬという時に集まって涙を流してくれる人は何人入るだろうか。。。
映画では、イシが愛した男性3人とも、イシが死んだ後に集まってくれる訳ではないが、(都合さえ付けば)きっと集まってくれるに違いないと思える程に、愛されていた。


先に書いたが、この映画はチベットが舞台。
中国人の監督で、チベット人のキャスト。
そして、オール・チベット・ロケだと言う。

歴代のダライ・ラマの住居であったポタラ宮殿、チベット仏教の聖地・大昭寺(ジョカン)、それを取り囲む八角街(バルコル)。
「トルコ石の湖」の別名を持つヤムドク湖や標高4700メートルにあって「天の湖」と言われる3大聖湖の1つであるナムツォ湖。
めったな事では私たちが見ることの出来ないチベットの景色が美しい。
景色が広大なせいか、時間もゆったりと流れるような錯覚に陥る(笑)
ストーリーの展開が現代と50年前を行き来するのだけど、イシの生活は現代でも50年前と殆んど変わらない。
イシ自身は、電話すら使わないのだが、“現代”を象徴する意図でインターネット・カフェが出て来る。

中国におけるチベットは、政治的にデリケートな地域だから、よく、こういう映画が撮れたものだと思う。
聞くところによると、中国では上映は許可されていないらしい。
が、この映画は中国のアカデミー賞と言われる中国金鶏賞を受賞している。
中国も政策が変わったのか、それとも、外国向けのアピールなのか。


正直言って、始めはさほど面白いとは思わなかった。
映画館に入場する前に、前回上映分を見たお客さんが「久しぶりに泣いた映画だった」と言っていたので、少々期待しすぎたのかもしれない。
私自身は“泣く”処までは行かなかったけど、まぁなかなかジーンと来る映画ではあったと思う。
いづれにしても、一度見る価値はある映画だとは思う。


##実は、映画の中の景色で一番印象に残ったのはめったに見られない天壇山脈の景色ではなく、画面一面に広がる黄色いフリージアの原っぱでした(笑)

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